【外科クイズ】
クイズの問題
Q.一時的気管切開術および永久気管造瘻術に関する記述で誤っているものを選びなさい
- 一時的気管切開術は口腔外科手術時や、アナフィラキシーなどによる喉頭浮腫の気道確保のために行われる。
- 永久気管造瘻術は重度の喉頭麻痺や喉頭虚脱、修復困難な喉頭部の外傷、喉頭腫瘤の治療に用いられる。
- 猫は犬よりも永久気管造瘻術の合併症が少なく、予後が良好である。
- 口腔内腫瘍で呼吸障害が生じている動物に麻酔をかける場合には、気管挿管が困難な場合を想定して、気管切開術の用意が必要である。
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外科クイズの答え
解答:3
猫は永久気管切開術の術後に気道の粘液栓による呼吸困難などの合併症の発生が多く、術後の生存期間中央値は20.5日と予後が悪いため、手術を実施する場合には適応を十分考慮する必要がある。(Stepnik MW et al J Am Vet Med Assoc. 2009)
正答率は97%でした!
次回のクイズもお楽しみに!
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