【麻酔科クイズ】
クイズの問題
猫における麻酔関連偶発死亡(開始から終了後48時間以内の死亡)の発生と関連性が指摘されているリスク要因として正しいものはどれでしょう?
- 気管挿管の実施
- 6ヶ月齢未満の猫
- 心電図モニタを使用しない
- 血液型がB型の猫
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麻酔科クイズの答え
解答:1
英国で実施された多施設後ろ向き調査結果から、猫における麻酔関連偶発死亡のリスク要因として、全身状態の悪化(ASA分類3以上)、高齢、過剰体重、侵襲度の高い処置、緊急手術、気管挿管、過剰輸液が指摘されている(2007年Brodbeltらの論文より)。
全身麻酔中の気道確保として気管挿管はしばしば必要不可欠であるが、猫の気管は脆弱であり、気管損傷から致死的な合併症につながることもある。猫に対して気管挿管を行う場合、より慎重な手技が求められる。
正答率は35.8%でした!
次回のクイズもお楽しみに!
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