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髄膜腫 I 病理科のつぶやき vol.02

 

脳腫瘍手術の迅速術中診断は、臨床病理科の重要な使命の一つです。手術中に採取した細胞を顕微鏡下で仮診断をつけ、手術室に迅速にフィードバックし、神経科専門医が患者様にとって最適の手術方法を決定しています。

一部で接着性を有する短紡錘形〜多角形細胞の集簇が認められる場合には、髄膜腫と仮診断されます。
手術後には全ての症例で病理組織検査や免疫染色で確定診断を行なっており、髄膜種の典型例では、特徴的なpsammona小体の形成が認められます。

髄膜腫は、犬や猫で最も多い脳腫瘍として知られ、頭蓋内で増殖し、脳を圧迫して動物たちを苦しめる難しい病気です。

当院で脳手術を受けた後、適応症例であれば、放射線治療をご紹介しています。

難しい病気のどうぶつたちが、大好きなご家族とかけがえのない時間を過ごしたいという思いに、チーム医療で全力で取り組みます。

お問い合わせ・資料請求:pathology@syn.ne.jp
病理科HP:http://www.syn.ne.jp/academic/byori/index.html
注)飼い主様からのご依頼は受け付けておりませんので、ご了承ください。

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