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獣医師クイズ:臨床病理科クイズ8

【臨床病理科クイズ8】

 

クイズの問題

塗抹標本の写真

 

 

問題:

犬、9歳齢。偶発的に肝臓に10cmの単発性腫瘤が認められ、FNAを実施。
下記のうち、筆頭鑑別疾患はどれでしょう。

 

1:肝細胞癌

2:結節性過形成

3:再生性結節

 

 

 

 

クイズの答えはこちらから↓

 

 

 

 

 

獣医の臨床病理科クイズの答え

 

臨床病理科クイズの答え:1

解答:1

肝細胞癌の特徴である”肝細胞の解離”が認められ、肝細胞癌が第一に考えられます(Vet Clin Pathol. 2012)。単発性の10cmの腫瘤という画像診断所見も肝細胞癌と一致する所見です。

肝細胞癌では大きな単一の腫瘤を形成することが多く、一方で一般的に結節性過形成では3cm以下の小さな結節が単発〜2,3個、末期肝疾患での再生性結節では、3cm以下の小さな結節が多ければ20〜30個形成されます。

細胞診では、本症例のような肝細胞癌に特徴的な所見が認められないこともあるため、肝臓の細胞診検査のご依頼の際には、結節の数や大きさもご記載いただけると、より精度の高い検査結果を提供することが可能となります。

 

前回のクイズはこちら

獣医師クイズ:臨床病理科クイズ7

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